ウサギのフローレンスシリーズ第4弾。ウサギのフローレンスのお友達、ハリネズミのナタリーが主人公の冬のお話です。ふだんは冬ごもりをするナタリー。今年は冬ごもりを少しだけおくらせて、フローレンスたちといっしょに冬の遊びを楽しみます。



ブルーベルの森に 冬がきたよ!
ブルーベルの森 冬の 木の実や はっぱ
ブルーベルの森の なかまたち
1 冬やすみ
2 パパに おねがい
3 さむい 朝
4 アイススケート
5 はじめての 雪
6 ホーンビームさん
7 雪の どうぶつづくり
8 コンテスト
9 さいごの そりすべり
10 また 春に


文字いっぱいなのに、1さつまるごとひとりで読める!
*絵本の次は、このお話!*
**この本のおすすめポイント**
●イギリスで大人気の読み物シリーズ。
●大きな文字と、短い文で読みやすい。
●かわいい絵と写真がいっぱい。
●やさしい言葉づかい。
読んであげるなら…5さいから
ひとりで読むなら…小学校低学年から
* お話の冒頭を試し読みできます *
ブルーベルの森の学校は、あしたから冬やすみです。
ハリネズミのナタリーは、クラスのみんなと、
教室の大そうじをしていました。
ナタリーは、つくえの下におちていた
ヘーゼルナッツのからを、ぼうでポーンと、はきとばします。
「ナタリー、いい当たり!」
リスのイービーが、かけよってきました。
モリネズミのハニーとウサギのフローレンスも
あっちからやってきます。
みんなは、なかよしのお友だち。
冬やすみが楽しみでうきうきしています。
モグラのヘーゼルグローブ先生が
手をたたいて、みんなをあつめます。
「大そうじ、おつかれさまでした。それでは、楽しい冬やすみを! 」
ナタリーは、みんなとくっつきあって、ぴょんぴょんと
スキップしながら、プリムローズの野原へむかいました。
ウサギのフローレンスが、青くつめたい空をみあげます。
「はやく雪がふらないかな。そりすべり、楽しみ! 」
「雪がっせんもやりたいね!」
とリスのイービー。
「わたしは、スケート!」
モリネズミのハニーは、くるくるまわりました。
みんなの話をきいてナタリーは、そっとためいきをつきます。
「どれも楽しそう! わたし、春に目をさますといつも、
冬もみんなといっしょに、あそびたかったなって思うの。」
ナタリーたちハリネズミは、さむくなると、ねむくなり、
冬のあいだずっと、おうちの中で、ねむってすごすのです。
とうみんといって、春までは目をさましません。
だから、ナタリーは、いままでにいちども
雪というものを、みたことがないのです。
冬にねむらずにすんで、お友だちと雪やこおりで
あそべたら、どんなにすてきでしょう。
でも、ピューッと、つめたい風にふかれると、ほらほら。
もうほわあと、あくびが出てきました。
「ナタリーがとうみんしちゃったら、さみしいな。」
ウサギのフローレンスが、ぎゅっとくっついてきます。
「せめてあした、雪がふれば、いっしょにあそべるのにね。」
「さむいから、いつもよりはやく、雪がふるかも。」
みんなで、いのるように空をみあげました。
そのとき、ナタリーは、すばらしいことを思いついたのです!
*つづきは、本でお楽しみください*
読者の声
絵もかわいいから、くりかえしよんでもあきない。ほかの本とくらべても、とってもおもしろいから、みんなにも読んでもらいたいです。(小1)
絵がかわいくて字も大きいので読みやすいです。(小2)
ナタリーがとうみんする前の日とか、スケートをしたり、ゆきあそびをしたりしてとっても楽しそうで、わたしもゆきがつもったら遊びたいです。(小3)
娘が表紙を気に入り、このシリーズを買いました。すぐに次の本が出てとてもよろこんでいました。内容も夢があって面白いそうです。(小2母)
かわいい絵と読みやすい字で、本人も気に入ったようです。とても大切にしてくれているので買って良かったです。(5才母)
文字を読む練習のために買いました。字の大きさ、量もちょうどよく、本の大きさもめくりやすくて良いです。絵本よりかわいくて子供は大好きです。(6才母)
面白そうに読んでいました。気に入った様子です。(小1母)
絵本のもう1ランク上の本を読めたことで、自信がついたようです。(小1母)



シリーズのほかの本
★「きらきら雪のワンダーランド」に感動したら、次はこの本を読んでみてください★
「野原のたんじょうび会」
ないしょでたんじょうび会をじゅんびして、ウサギのフローレンスをおいわいします。
「はじめてのダンスパーティー」
モリネズミのハニーは、ステキなドレスをきて、お友だちとダンスパーティーへでかけます。
「金色はっぱのひみつきち」
リスのイービーのていあんで、森の大きな木のあなに、ひみつきちをつくります。