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仁木悦子(編・著)
1928 - 1986。小説家。ミステリーや童話を手がけ、1957年に長編デビュー作『猫は知っていた』で江戸川乱歩賞を受賞。明快で爽やかな作風で、「日本のクリスティー」と称された。1981年には「赤い猫」で日本推理作家協会賞を受賞。無類の猫好きとして知られる。
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眉村卓(著)
1934 - 2019。SF作家。1979年に『消滅の光輪』で泉鏡花文学賞および星雲賞を受賞。また1987年に『夕焼けの回転木馬』で日本文芸大賞を受賞。代表作にジュブナイルSFの名作といわれる『なぞの転校生』『ねらわれた学園』などがある。
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川又千秋(著)
1948年生まれ。SF作家、評論家。代表作に1984年に日本SF大賞を受賞した『幻詩狩り』があるほか、同作を含み7回にわたり星雲賞を受賞。SF以外にも架空戦記を数多く執筆。淑徳大学や池袋コミュニティ・カレッジにて、小説についての講義も行っている。
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水木しげる(著)
1922 - 2015。漫画家、妖怪研究家。言わずと知れた妖怪漫画の第一人者で、代表作『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』は何度も映像化された。2007年に自伝漫画『のんのんばあとオレ』がアングレーム国際漫画祭で最優秀作品賞を受賞。国内でも紫綬褒章、旭日小綬章を受章し、2010年には文化功労者に選ばれた。
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星新一(著)
1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。
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古今亭志ん生(著)
1890 - 1973。落語家。1939年に五代目古今亭志ん生を襲名、戦後を代表する落語家の一人と称された。四代目落語協会会長を務め、紫綬褒章、勲四等瑞宝章を受章。自伝『びんぼう自慢』をはじめ、著作も多数のこしている。
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吉行理恵(著)
1939 - 2006。小説家、詩人。父は吉行エイスケ。兄は吉行淳之介、姉は女優の吉行和子で、父や兄の影響を受け早くから文筆活動を行う。1968年、詩集『夢のなかで』で田村俊子賞を受賞。また1981年、小説『小さな貴婦人』で芥川賞を受賞。小説作品では猫を題材とするものが多い。
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あまんきみこ(著)
1931年生まれ。児童文学作家。1968年にデビュー作品集『車のいろは空のいろ』が日本児童文学者協会新人賞および野間児童文芸推奨作品賞を受賞。以降、いくつもの文学賞を受け、多くの作品が小学国語の教科書に掲載されている。2001年に紫綬褒章受章。京都在住。
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小泉喜美子(著)
1934 - 1985。推理作家、翻訳家。1963年に『弁護側の証人』でデビュー後、多くの作品や翻訳を手がけたほか、ミステリーに関するエッセイなども。歌舞伎好きとしても知られ、論考を残している。
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芥川龍之介(著)
1892 - 1927。日本を代表する小説家の一人。澄江堂主人を号し、理知的だが簡潔平明な作風で、古典の説話文学を題材とする作品なども多い。『鼻』『羅生門』『地獄変』『歯車』『杜子春』など、誰もが知る名作を残す。