序説 ● 藤間 憲幸 序説抜粋: 頭頸部領域の画像診断において,頭頸部癌のステージングはきわめて重要である.正確なステージングは,手術術式の選択や放射線治療計画の立案といった治療方針の決定に直結し,ひいては患者の予後改善にもつながる可能性が高い. 近年,TNM分類をめぐっては大きな動きがあった.Union for International Cancer Control(UICC)では『UICC TNM分類 第9版』が公式に発表され,American Joint Committee on Cancer(AJCC)でも各項目で順次第9版へのアップデートが進められている. 正確なステージングは治療方針の決定に直結し,予後改善にもつながる可能性が高く,その共通言語としてTNM分類が中心的な役割を果たしている.